パソコンでオーディオ・リスニングを楽しむ方法

パソコンオーディオのポイント

TOPPING D10s PCM 384kHz Hi-Res オーディオデスクトップ オーディオデコーダー

 

さて、パソコンでハイレゾ音質の環境をシンプルに整えるために必要な機材は「USB DAC」だけです。意外に少ないので驚かれるかもしれません。後は各人の好みで、ヘッドフォンで聴くか、スピーカーで聴くかなどを選ぶことになります。

 

最近よく目にするようになったのが「USB DAC」です。もともと、パソコンが普及しはじめた頃のパソコン音は、オーディオ製品よりかなり劣るものでした。パソコンでの最初の頃の音の目的は、エラーなどを知らせるためで、音質など意識していませんでした。それが高精細画像のゲームや、高解像度の動画ストリーミング再生、DVD、地上波デジタル放送など、表現力が高まり、音質についても高品位なものが求められるようになったのです。

 

パソコンは音声も内部的にデジタルデータとして持ちます。私達はこれをアナログに変換しないと聴けませんから、DACという「デジタル/アナログ変換器」が必要なのです。

 

アナログ音声は波です。この音の波をデジタルで表現するために、波を細かく縦に切り(サンプリング)、その波の高さを数値で表すのです。このレベルは、44KHzより96KHzが優れ、16ビットより24ビットならデータ量が増えて優れています。つまりDACという機器の性能の優劣も、こうした回路が高速で大量のデータを処理できるかどうかで決まります。

 

パソコンとDACは外付け機器の場合はUSBケーブルで接続するのが一般的です。それが「USB DAC」という製品ジャンルです。「USB DAC」は、USBポートから電源がもらえるバスパワー駆動式なので便利で、バッテリー内蔵のポータブル型より製品も多くなっています。

 


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